神戸層群研究会 公式BLOG

神戸層群多井畑層最上部~白川層の地層に取り組んでいます☆彡

第2回三宮会合の実施と感想

2019年1月13日(日)に,神戸の市街部である,三宮にて,本研究会の主要活動メンバー3人が集まり,第2回の神戸層群研究会の会合が行われました.

先ほどの記事と,順番の方が前後しますが,第2回会合では以下のことが話し合われました.

・会報第1号の感想と批評.

・会報の今後の方向性と執筆方法.

・堆積層の研究の資料と情報の交換.

・新年会

・今の時代に即した,新たな啓蒙の方法について

なお,新たな,強力な会員の方をお迎えすることが出来ました.

神戸市内の高等学校で教鞭をとられている方です.

事務局の私と,年齢が一回りほどしか違わなく,従来のやり方にとらわれない,啓蒙や神戸層群を題材とした教育と研究に力をいれておられます.

なお,新たな啓蒙については,まだ試作にも至っていませんが,瑞浪市化石博物館さんの,マスコットキャラクターのようなものがあれば,地質や化石に対する柔軟な今風の見方もできるのではないか.と考える意見も,あります.

ここで,もとの話ですが,いま一度,会の運営について,3人全員での決定事項がありますので,覚書の意味も込めて,ここに記しておきます.

決定事項

1.会の形をとる都合上,リーダー(責任者)は決めるが,会長は置かない.

2.事務局を置き,相互の強制的なメンバー間の連絡先の交換等は特に行わない.

3.みなが横並びとなって,意見や情報を出し合い,グループの方向性を模索していく.

4.メンバーの募集は,いまのところ,積極的には行わない.(会報は積極的に紙の媒体で公開していく.)

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三宮のにしむら珈琲さんにて,会合が行われた.

 

第3回会合ならびに第1回露頭巡検の感想

2019年1月20日(日),神戸層群の露頭巡検の第1回を行いました.

参加は,宮津,山本,渡邊の3人でした.

午前中は,天候は不安定でしたが,午後から,雲が晴れてきて,後半では少し晴れ間が出てきた中,雨でぬれた露頭を観察することが出来ました.

午前中は,雨だったので,資料を持ち寄り,これまでの堆積層検討の課題を見せ合い,メンバーからは,新たな神戸層群での鍵層の従来の産地地形図へのプロットが示されました.

これで,鍵層が津田・森本(1934)の礫岩層と,木村(2002)の苦鉄質凝灰岩層の2種類が適応可能となることが分かってきました.

神戸層群研究会では,今後も会報神戸フロラ第2号の発行による,研究と啓蒙の方向性を決めていき,同時に,堆積層の検討として,第2回露頭巡検を来週,1月27日(日)に予定しています.

なお,高精度トレース地形図は,渡邊がパソコンのオフィスの自由描写を使って,簡単な地図にしようと考えています.

本日,先ほど,メンバー募集の記事は削除いたしました.

メンバーの追加は,会報を読んでいただいたうえで,双方側の都合がつけば(お互いのニーズがあえば),徐々にメンバーの方も拡大させるとの方向に決まりました.

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神戸市須磨区白川にて.

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神戸市営地下鉄名谷駅の喫茶店にて



神戸フロラ第1号発行と配布について

神戸フロラは,神戸層群研究会の会報として,2018年11月30日に第1号を発行いたしました.

いままで,メインメンバー3人を含む,メンバーやその知人などに配布することができ,12部ほど配布できました.

感想も,いろいろと頂き,概ね,編集者(=ブログ執筆者:渡邊)が期待している良好なものを頂きました.

このたび,メインメンバーによる第2回会合において,インターネットでの神戸フロラ雑誌の見本配布をすることが決まり,それぞれ,第1号の表紙ページと,目次,1ページ目の冒頭挨拶文をpngの形式にして,見本として公表いたします.

どうぞご覧ください.

なお,ご希望の方は,このブログにコメントしていただきまして,どういう目的で利用するのかと,人となりが分かる短文を添えて頂きますと,こちらも良くわかります.

どうぞよろしくお願いします.

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神戸フロラ第1号(表紙)

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神戸フロラ第1号(目次)

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神戸フロラ第1号(p.1)



 

神戸層群研究会 発起人,事務局

神戸フロラ編集担当

渡邊

神戸層群研究会について

神戸層群研究会(Kobe Flora Reserch Group)について

神戸層群研究会は,古第三系神戸層群(Paleogene Kobe Group)が分布する神戸から全国へ,古第三紀の植物相や地質を解析・調査するアマチュア有志グループとして,2018年8月26日に,発足しました.

会員は,以下の通り現在では,7名が在籍しております.

神戸市在住:4名

西宮市在住:2名

山口県在住:1名

目的

1.神戸層群の研究の継続と啓蒙(兵庫県在住メンバー)

2.宇部層群の解析(山口県在住メンバー)

3.神戸層群と宇部層群の植物相・古環境の比較(全員)

命名

グループの命名は,当初は,「古第三紀フロラ研究グループ」にする案が,発起人・渡邊より,提案されたが,大風呂敷を広げずに,まずは,神戸層群の研究を地道に継続し,宇部層群との比較を行うことで,名前は神戸層群研究会となった.

主な活動歴

まだ,発足して間もないので,顕著な活動はまだありません.

会合は2回(2018.8.26,2019.1.13)行っており,それぞれ,3名の参加があった.

会報:「神戸フロラ」の発行(第1号は2018.11.30に発行済み)

※ 興味のある方には,一冊350円(郵送費込)で配布いたします.

(350円には,印刷費が主に含まれます.)